綱敷天満宮には

縁起物や発見がいっぱいです

綱敷天満宮
5歳の菅原道真公

5歳の菅原道真公(天神さま)菅原道真公は清公(きよきみ)公、是善(これよし)公と続く文章博士(もんじょうはかせ)の家系に生まれました。母は、少納言伴(大伴)氏の出身です。道真公の幼名は、「阿呼(あこ)」。5才の時、庭に咲く紅梅を見てその花びらで自分の頬を飾りたいと、『美しや紅の色なる梅の花あこが顔にもつけたくぞある』と歌い、11(斉衡2/855)には、初めて漢詩を詠み、神童と称されました。


綱敷天満宮 願いをかなえる「なすの腰かけ」

願いをかなえる「なすの腰かけ」

何でも願いが叶うというなすの腰掛け 「なす」の花は一つの無駄もなく実を結び また「成す」と語呂が同じ処より努力はむくわれ願いが叶えられるという縁起をふくみます。 願いを込めて「なす」に腰かければどんな願いも叶えられます。


綱敷天満宮 菅公母子像

菅公母子像 

(菅原道真公の母君に抱かれる像)

 父は菅原是善(これよし)、菅原道真公の母は伴(とも)氏(名は不詳)。菅原氏は、道真公の祖父清公(きよきみ)のとき土師(はじ)氏より氏を改め、祖父と父は文章博士(もんじょうはかせ)を務めた学者の家系でした。母方の伴氏は、家系には大伴旅人、大伴家持ら高名な歌人がいる。



綱敷天満宮「綱敷の円座」

綱敷の円座

道真公がお休みになられたとされる漁網の円座を模した縁起物「綱敷の円座



綱敷天満宮 回して願う「思うつぼ」

回して願う「思うつぼ

境内には、5つの「おもうつぼ(壷)」-(写真左)があります。それぞれの壷に、「願い玉」を回して(入れて)、願いを祈ります。

願い玉は境内授与所にございます(700円)この願い玉は、何度も繰り返し使えます。回して願う「思うつぼ


 サーフボードを持たれた菅公さん
 サーフボードを持たれた菅公さん

時勢の波に乗り、夢が叶うことを祈願します

~波乗り祈願像~ 

「波乗り祈願」とは、成功を収めるために、うまく時流の波に乗ることを祈願するものです。決して自分本位な行動をとるのではなく、時を読み、流れに逆らわず、自らの平衡感覚によって状況に適応していくことが、人間が生きていく上で大切だと思います。綱敷天満宮の近くには、古くから風光明媚な景勝地として親しまれている須磨の浦があります。 今も、夏になれば、須磨海岸には、多くの若者や家族が訪れ、賑わいます。この像は、時代の荒波に乗り、一人でも多くの方々が幸せになることを願い、須磨の海でサーフボードを抱える幼少時代の菅原道真公をモチーフに制作、建立しました。



綱敷天満宮「北海道」名付けの親である松浦武四郎さんが納めた宝鏡

北海道の名付け親

「北海道」名付けの親である松浦武四郎さんが納めた宝鏡があります。二十五霊社とは「北海道」を命名した松浦武四郎の定めた天神社25社を指します。


牛(うし)

 「菅原道真公の出生年は丑年である」「大宰府への左遷時牛が道真公を泣いて見送った」「道真公は牛に乗り大宰府へ下った」「牛が刺客から道真公を守った」「道真公の墓所(太宰府天満宮)の位置は牛が決めた」など菅原道真公と牛にまつわる言伝えや縁起が数多くあります。これにより牛は天満宮では、牛は御祭神の使者とされ、縁起がいいとされてます。



綱敷天満宮「波乗り坂」

波乗り坂

境内にさしかかる坂に、サーフボード型の石畳があります。

これに乗ると「サーフィーン上達」「人生の波にうまく乗ることができる」かもせれんませんね。

綱敷天満宮 波乗り坂

稲荷社
稲荷社
厄神社
厄神社
影向の松
影向の松
筆塚
筆塚

綱敷天満宮
本殿
綱敷天満宮「茄子の子安台」
「茄子の子安台」

「茄子の子安台」 赤ちゃんの初宮詣は、須磨の天神さまにおまいりください

この子安台は、当境内の本殿前に設置している「なすの腰掛け」にちなんだもので、野菜の茄子を模して制作しております。 「茄子」の花は一つの無駄もなく実を結び また「成す」と語呂が同じ処より努力はむくわれ願いが叶えられるという縁起をふくみます。願いを込めて「ナス」に腰かければどんな願いも叶えられるとされています。子安台の下には、綱敷天満宮の由緒にちなんだ綱の円座を敷き、ここに子供を乗せて祈祷することにより、学問の神様である菅原道真公にあやかり、子供の健やかな成長を願います。学問の神・須磨の天神さまと親しまれている綱敷(つなしき)天満宮(てんまんぐう)(神戸市須磨区、宮司・久野木啓太(くのぎけいた)では、このたび子供達の成長を祈願し、初宮参りに訪れる参拝者のために、当宮特製の子安台を制作いたしました。

【制作意図】
ここ綱敷天満宮の境内には多くの縁起物が奉納されています。その一つが茄子の腰掛け。よくこの腰掛けに座られている参拝者の皆様を目に致します。須磨の天神さまと言ったら、この茄子の腰掛けを 思い起こす人は多いのではないでしょうか。
  茄子は福神縁起、幸せを招き、災いや悪事から身を守るものであり、非常に喜ばしい食べ物として昔からよく讃えられてきました。 茄子は「成す」とも読み換えられ、人生、須らく目的や夢を持ち、それが達成したとき、この目的達成を成就と云い、事を成す、 何事も茄子で大変に縁起の良い、めでたい言葉でもあります。「茄子は千をも実をなし結実する」ことから、同じおめでたい言葉として使われる千成の語源をともなっております。茄子は一本の木から千個もの花をつけ、その全部の花が結実することから、大切な子供さんに幸多かれと健康ですくすくと成長することを願う一つの象徴として、この「茄子の子安台」を制作しました。
 
【制作者】
意匠: 岩野 勝人(いわのまさひと)・木地: 黄瀬 剛(きせつよし) ・漆塗: 川合 啓義(かわいひろよし)


智慧の道
「智慧の道」ご存知ですか
綱敷天満宮と須磨寺を結ぶ国道2号沿いの道が「智慧の道」と呼ばれています。
 
須磨寺は「いろは」を発案した弘法大師、綱敷天満宮は学問・智慧の神様である菅原道真公に関わりが深く、「智慧の道」と名づけられました。この道を通ると智慧を授かったり、学業成就のご利益があるといわれています。8月はこの「智慧の道」で「智慧の盆」という盆踊りが開催されます

 (詳しくは 須磨観光協会)